Equilibres
ジャンル 現代アート
名称 Equilibres
会場 ANOMALY  TERRADA ART COMPLEXⅠ/4F
住所
東京都品川区東品川1-33-10
会期 2021/10/2-2021/11/7
定休日 日曜・月曜日・祝日 ※11月7日のみ日曜日開廊
営業時間 12:00 – 18:00
料金
入場無料
URL http://anomalytokyo.com/exhibition/kosuke_nagata/
概要

本展のタイトル「Equilibres」は、スイスのアーティストデュオ、ペーター・フィッシュリ・アンド・ダヴィッド・ヴァイスの、1984年から1986年にかけて制作された同名の作品名から引用しています。

この《Equilibres》(仏語で「バランス」の意味) は、日用品などスタジオにある物を組み合わせて制作した立体物を写真におさめたもので、永田はこの作品を「イメージとして流通する彫刻作品」であり、雑誌や作品集、映画のような媒体で流通した60年代後半以降のランドアートやアースワークと関係深いものであると捉えています。

永田によれば、《Equilibres》は、イメージとして流通したランドアートやアースワークにおける作品とドキュメントの関係を反転させ、かりにフラジャイルな立体物であっても記録を撮影しタイトルをつけさえすれば彫刻として成立させることができるということ、すなわち彫刻とは「出来事」であるということを、ユーモラスに暴いてみせた作品であるとしています。

そこにはオリジナルの立体 (≒作品) ではなく、そのコピーとも言える写真の側に作品としての価値が発生するという反転があります。こうした物質に対するイメージの優位は、社会に対するテレビメディアの影響力が全面化した80年代的な状況とも呼応するものだったといえるでしょう。永田は、80年代のマスメディアの時代に制作された「イメージとして流通する彫刻作品」を現代のメディア環境を通じて考察することで、現代におけるイメージの問題を捉えようとしているのです。

なお本展は、「元映画館」https://www.moto-eigakan.com/で開催される永田康祐 個展「映像の美術館 #02 永田康祐『Eating Body』」と連動しており、元映画館では今まで制作した《Translation Zone》(2019)と《Purée》(2020)の上映に加えてアーティスト自身が提供する料理の提供を、ANOMALYでは新作の立体作品を中心に発表いたします。

元映画館と二箇所での開催、永田康祐の活動を俯瞰できる好機です。両展覧会をぜひご高覧ください。