生活
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会場 TOMIO KOYAMA GALLERY TENNOZ TERRADA ART COMPLEX I/4F
住所
東京都品川区東品川1-33-10
会期 2025/1/18(Sat) -2025/2/8(Sat)
営業時間 11:00 - 18:00
定休日 日・月・祝
料金
入場無料
ジャンル 現代アート
概要

この度小山登美夫ギャラリー天王洲では、名知聡子展「生活」を開催いたします。本展は、作家にとって弊廊における9年ぶり4回目の個展となり、大きく変化をとげた新作のペインティング、ドローイング作品を発表します。

今回の新作において、名知が自分を描く方法はもはや自画像ではなくなりました。生活に向き合い、過去を忘れることや両親の老いなど人は変化することへの気づきが作品に影響を与えました。

新作「私はそれを受け入れることができない」は、夫と阿蘇山の朝日を見に行き、その雄大さや物言わず在る姿への感動と、それでもまだ感じる新しいものへの抵抗を、最後に山をひっくり返して表しています。そして自画像でなくとも、結局画面には自分が現れていることに驚き、次なる表現の可能性が広がる作品となっています。

また近年の制作においては、絵の具という物質と身体がリンクしたような不思議な感覚を覚えたといい、その情景を描いた作品「画家の生活」、そして今までの人生の節目、大切なことの記憶とセットでいつもお酒が思い出されることから、その記憶としての絵となったのが「期待の一杯」です。
新作の発端は辛い状況からでも、特にペーパーワークの制作は、その時の自分の感情を発露できるご褒美のような時間だったと名知は述べています。

人と生活と時間と記憶。他者と生活を共有するからこそ自分と対峙するようになり、他者に向けての作品から、自分のための制作へと変化した名知の最新の世界観。ぜひご覧にお越しください。

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