荒木経惟個展 アラーキー「愛の皮膜」
荒木経惟個展 アラーキー「愛の皮膜」
会場 ANOMALY
住所
東京都品川区東品川1-33-10
会期 2026/07/21 (Tue)-2026/8/8(Sat)
営業時間 12:00 – 18:00
定休日 日・月・祝
料金
入場無料
ジャンル 現代アート
概要

ANOMALYでは、2026年7月21日(火)から8月8日(土)まで、荒木経惟 個展 アラーキー「愛の皮膜」を開催いたします。

アラーキーの呼称で親しまれる荒木経惟(あらき・のぶよし)は、日本の写真史における一つの巨大な現象といえる存在です。1940年、東京・三ノ輪に生まれた彼は、千葉大学で写真印刷工学を学び、電通に入社。広告写真の最前線で経験を積みながら、その対極にある私的な領域へと視線を深めていきました。

1964年、学生時代に撮りためた作品集『さっちん』で第一回太陽賞を受賞。その後1971年、妻・陽子との新婚旅行を題材とした写真集『センチメンタルな旅』を自費出版します。この作品を提示した彼は、自らの写真を「私小説」になぞらえ、「私写真(ししゃしん)」と宣言、90年、陽子は病に侵され没しますが、翌年、荒木は彼女の死をテーマに据えた『センチメンタルな旅・冬の旅』を刊行し、大きな反響を呼び起こします。

本展のタイトル「愛の皮膜」は、荒木が撮るという行為の核心を伝えるために提起した様々な概念を覆う「愛」という言葉に由来します。あまり知られていませんが、荒木は、一見すると、彼の破天荒なキャリアには似つかわしくない「愛」という平凡な言葉を度々、用いています。しかし、荒木にとっての愛とは、穏やかな感情や美しい物語だけを指すものではありません。彼にとっての愛とは、被写体に極限まで近づくことであり、撮影とは、写真家と被写体のあいだ横たわる最後の薄い皮膜、言葉や意味が生まれる気配を讃えた一瞬を刻印することに他なりません。この展覧会は、そんな彼の60年を超えるキャリアから浮かび上がる世界観を追体験する試みとして企画されました。

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