Dear Summer
Dear Summer
会場 STANDING PINE TERRADA ART COMPLEX Ⅰ/3F
住所
東京都品川区東品川1-33-10
会期 2026/07/04 (Sat)-2026/07/25 (Sat)
営業時間 12:00 – 18:00
定休日 日・月・祝
料金
入場無料
ジャンル 現代アート
概要

STANDING PINEでは、2026年7月4日(土)より、平川祐樹、intext、荒井理行によるグループ展「Dear Summer」を開催いたします。本展は、私たちが普段、意識することなく受け入れている制度や構造、記憶、視覚のあり方に、新たな視点を投げかけるものです。

平川祐樹は、日常的な事物が持つ情報を読み解き、そこに現れる歴史や政治性を掘り下げた作品を制作しています。本展で展示される《For Those Sleepless Nights》では、出品作家やギャラリースタッフが家庭で使用しているベッドシーツが集められ、旗のように展示されます。ファシズムや帝国主義の復権が危惧される現在、民衆の最後の聖域とも言える眠りを守るために立ち上げられる本作は、私的な領域と社会的状況が交差する場を静かに示します。

グラフィックデザイナーの見増勇介、外山央と、プログラマーの真下武久によるアート・ユニット、intextは、ポスターにおける事実上の標準規格(デファクトスタンダード)であるB1サイズ(1030 × 728 mm)に焦点を当てた新作《B1》(2026)を発表します。日本のB判が、江戸時代初期に普及した美濃紙のサイズを踏襲した固有の規格であることを手がかりに、日常のさまざまなものをあえて「B1」という規格に当てはめます。ポスター制作における規格や制約を問い直すことで、合理性や用途の前提をずらし、規格そのものに潜む文化と制度の関係を浮かび上がらせます。

荒井理行は、インターネット上で収集した写真を基点に、そのフレームの外へとイメージを描き広げる絵画を制作しています。キャンバスに貼られた写真の外側を想像しながら描き進め、やがて写真を剥がすことで、画面上には矩形の痕跡と、想像によって描かれた絵画の部分が残されます。シリンジ(注射器)から注出される絵具は幾つもの層となって重なり、鑑賞する距離によって、イメージと物質のあいだを行き来します。荒井の作品は、写真から絵画へと変換される過程を通して、現実と想像、見えるものと見えないものの境界を問い直すのです。

詳しくはこちら